今回は雨竜町と沼田町、幌加内町の蓋です。
先ず雨竜町の蓋です。
雨竜町は人口3千人の農業が主産業の町です。ラムサール条約に登録されている雨竜沼湿原があります。この湿原は標高850mの高地にあり日本でも有数の山岳型高層湿原帯で、春の雪解けから秋までに200種以上の花や植物が観察できます。北海道の尾瀬と呼ばれています。
51・雨竜町







雨竜沼湿原の風景がデザインされています。


次に沼田町の蓋です。
沼田町は人口3千人の農業が主産業の町です。蛍で町興しをしていますが、在来のヘイケボタルが減ったので持ち込んだゲンジボタルが、道の外来種リストで生態系に影響を及ぼす昆虫に指定されているため今後議論がなされるそうです。「ほたる祭り」(7月)、「沼田町夜高あんどん祭り」(8月)、「雪夏祭(せっかさい)」(8月)と祭りの多い町です。
310・沼田町





町の花ツツジがデザインされています。本通り3丁目に有りました。愛知県春日井市の越境蓋でした。


311・沼田町2







町章がデザインされています。

続いて幌加内町の蓋です。
幌加内町は人口2千人の農業が主産業の町です。2010年に上川振興局の管轄に変わりましたがここで紹介します。北海道で人口の一番少ない町で、人口密度が日本一低い町です。また、全市町村でも日本で2番目に低いそうです。2005年度の都道府県地価調査では、この町の朱鞠内地区が1㎡800円で一番安かったそうです。蕎麦の産地として有名ですが、作付面積、収量ともに日本一です。冬の気温が低い地域としても有名ですが、1978年に戦後の最低気温-41.2度を記録しました。余談ですが、気温の観測値は水銀柱の温度計で測定したもので、デジタル温度計の値は観測値にはならないそうです。
384・幌加内町







町の花カタクリと町の木ナナカマド、町の鳥アカゲラがデザインされています。

今回で空知振興局の蓋は終りです。次回から上川振興局の蓋を紹介します。
続きます。